一口に契約書といっても色々ありますが
普段取り扱うメジャーなものはどれでしょうか?
ロック
所長代理
やはり業務委託契約書でしょう
いつも扱っているからロック君の方が
わかるんじゃないですか?
そうでもないでしょう
私が担当していないものもたくさんありますし
私が扱っているのは比較的難易度の低い
定型的なものが多いように思います
ロック
所長代理
そういう案件が一番多いんですよ
難しい案件というのはそれほど多くないものです
そもそもそういう案件は複雑なものが多く
同じものがしょっちゅう来るということはないですね
なるほど・・・
そう考えると私が扱っている業務委託が
一番多いかもしれませんね
ロック
所長代理
業務委託や販売基本契約、個別契約
秘密保持契約あたりで契約書四天王でしょうかね(笑)
四天王ですか!(笑)
確かにこの4つはよく見かけます
ロック
所長代理
その中でも業務委託は
色々な方が作成されているのを見る限り
出来の悪いのが多いですね
出来が悪いというと
抜けが多いということでしょうか
ロック
所長代理
多いですね
特に近年は情報漏洩に対して
皆さん非常にナーバスになっているのですが
正直なところきちんとやっていないなぁという印象です
え・・・そうなんですか?
ロック
所長代理
最近は業務委託に付随して個人情報が移動することが多いです
しかしそれに対する文言が抜け落ちている企業も散見されます
もし委託先から漏洩したらどうするのでしょうか
委託先が漏洩した場合は委託先の責任ではないのでしょうか?
ロック
所長代理
確かに委託先、つまり受託者ですが
受託者が責任を負うのは間違いありません
しかし委託者も監督責任などで責任を負う場合があります
そうなんですか!
ロック
所長代理
以前大手企業で大規模な情報漏洩がありましたが・・・
それはあちこちでありましたよね
ロック
所長代理
そうですね
まぁそれは置いておくとして
これらのほとんどが委託先の子会社などが漏洩していました
そういえばそうだったような・・・
ロック
所長代理
一般的に子会社は規模が小さいためか
情報漏洩の対策が親会社ほどではないことが多いです
そして給与も安いですね
ロック
所長代理
だから親会社より漏れやすい傾向があります
そしてその責任を取ったのは誰でしたでしょうか?
親会社でした
大手通信系の会社も漏洩した会社ではなく
委託者である親会社でしたね
ロック
所長代理
でしょう?
それにも関わらず監督できる旨の文言が
抜けていたりするのです
それはまずいですね
ロック
所長代理
他にもありますよ
何でしょうか?
ロック
所長代理
著作権の帰属についてです
著作権ですか
どんなものにありますでしょうか?
ロック
所長代理
プログラムなどは著作物です
ウェブサイトもそうですね
これらは著作権が著作者に発生するため
その取扱いを決めておかなければ
あとで問題になる可能性があります
業務委託といえばIT
ITといえば著作権ですからとても重要ですね
ロック
所長代理
そのはずなのですが結構抜けているのですよ
困ったものです
あとで揉める可能性はありますね
ロック
所長代理
だからその辺をきちんと書いておかないといけないのです
この2つはよーく気を付けて作成することが大事です
なるほど
ありがとうございます
ロック
所長代理
ウチは私がチェックしているので大丈夫だと思いますが
ロック君も一応気を付けてみておいてくださいね
はい わかりました!
ロック